■ スクリーントーンについて
漫画の描写演出において無くてはならないスクリーントーン。
これを張ることで画面のクオリティはアップし、色調や質感はもちろんのこと、立体表現の強調にも多いにその力を発揮します。
しかしその表現効果を活かすにはパターンの意味などを踏まえた上での正しいトーン技法を理解しなければなりません。
トーン技法の基本理論をしっかり踏まえて、ベストなクオリティの作品に仕上げましょう。
■ 各パターンの特徴

☆アミトーン
最も基本的なトーン。
シンプルに中間色を表すので用途は幅広い。
種類が多いので、自分の色を決めて揃えると良い。
☆グラデーショントーン
形・立体の表現や画面演出などに使える。
幅や濃度の違うものを揃えると便利である。

☆線トーン
アミトーン同様、中間色を表現するが
少々扱いづらい。
線数の大きなものは、まとまった平行線
(効果線など)に使える。
基本的なトーンとは言えないでス…
☆砂トーン
不整列でざらついた感じが、
アミトーンには出来ない表現性を持つ。
アミトーンと同様の規則性で多種類のものが
用意されており使い勝手も良い。
またアミトーンと違い方向が決まっていないので
削りやすく、初心者には打って付け。
砂トーンから揃えるのも手だ。

☆模様トーン(ガラトーン)
絵柄や特殊なパターンが印刷されたもの。
手っ取り早くその場の雰囲気を表すため
背景に使ったり、服の柄にしたりなど。
良く使いそうなものを揃えれば失敗しない。
(部門長は妖しいトラ柄や立体的な蛙の卵状の
柄トーンを購入し泣きをみていた。
いくら安くても使え無さそうな柄の購入は考え物である)
☆効果トーン
背景効果などを表現したもの。
写実的(?)な物が主なので絵が負ける危険性が大きい。
多様は禁物である。

 
☆背景トーン
背景がそのまま印刷されているもの。
時間に負われている場合やむを得ず
使用する以外は余り使いたくないものだ。
 

スクリーントーンについて

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