Tokyo N◎VA The Detonation 「A rose balsam」


著者挨拶

 こんにちは、皆さん。これは、創作部のTRPG班によって作成されたリプレイです。この作品を読んでくれるということは、既に創作部のホームページには目を通されているかと存じます。もし、そうでないのなら、一度戻ってホームページをご覧になることをお勧めします。
 この作品は、トーキョーN◎VAというシステムを扱ったリプレイであり、独特な言い回しが少々多くなっております。これは、システムの雰囲気を損なわないためではありますが、馴染みのない方には読みにくいこともあるやもしれません。また、TPRG班とは言え、プロではありませんし、またこの作品は私が始めて手掛けたリプレイであるので、多少拙いところがございます。それらは日々改善しようと努力していますが、どうしても至らないところもあるということを、ご了承お願いします。
 さて、この作品ですが、本来は世の中には出る筈ではないものでした。というのも、この『A roze balsam』はテストプレイとして行われたものであり、本当の作品は『A thistle』として別にあります。これも、リプレイとする予定がありますが、テストプレイであった本作もプレイヤーの良さから、このまま埋もれさせるには惜しいと思いました。
 また、このアクトはTRPG班で、オンラインセッションを試したものでもあり、アクトログとして保管されていました。アクトログは既に文章として存在し、テープ起こしという手間を省けたということもあります。
 これらの、実益と苦労の点から優れていたために、私のある意味気紛れから、本作は製作されました。しかし、気紛れと済ますには、勿体ないまでの出来になったことは、私が保証できます。
 もし、お時間があり、またTRPGやトーキョーN◎VAに興味がある方は、是非読んでください。
 では、本編をどうぞ。

RL:こんにちは。
この度、アレクサンドラ・クズネツォワとオオワシ・ヨウシュンを巡る物語の語り部を務めさせていただきます、眞森悠です。
どうぞ、よろしくお願いします。

サーシャ:よろしくお願いします。

RL:では、お二人ともキーを申告してください。

サーシャ:イヌ。

ヨウシュン:カゼ。

RL:サーシャ、右か左を選択してください。

サーシャ:じゃあ、右で。

RL:OK。席順が決定しました。サーシャ→ヨウシュンの順です。では、プレアクトを終了し、メインアクトに入りましょう。





アクトトレーラー
Operation『Meteor Stream』
彼は命じ、彼女はそれに従った。作戦は既に開始されたのだ。
だが、彼女のアイデンティティは分裂し、互いに拒みあった。
キミは彼女を止められるか?

Tokyo N◎VA The Detonation Replay
「A roze balsam」


運命の扉の向こう――花はたった一輪だけ。






コラム プレアクト
さて、アクトを行う上で大切なことは、メインアクト(本編)以外にもある。その一つがプレアクト――すなわち事前準備だ。N◎VAでは、当日以前の準備(キャストの作成やイメージ作りなど)をアンダーワークと呼び、当日のメインアクト直前に行う準備をプレアクトと呼ぶなど、準備を大変重要なものとしている。
それは、準備の良し悪しによって、メインアクトの出来が変わるからだ。当然、入念に準備したアクトの方が良い作品になる。
また、今回はRLが初のオンラインセッションということもあり、少々手探りで行われた。
この時のレギュレーション(アクトの規定)としては、トランプは一人につき一組準備して使用している、ニューロデッキの積み込み(シーンカードの操作)は行わない、経験点は自由に消費してよい、などがあった。
上記では、まず挨拶をしてRLとPLがお互いを確認している。
それから、キー効果のためにキーを確認している。キー効果とは、シーンカードがキーと同じであったら、好きなカードをジョーカー(ワイルドカード)として扱ってよい、というルールだ。
そして最後に、カット進行に関わる席順を決めてからメインアクトに入っている。なお、この時は、二人のキーであるタロットを抜き出し、サーシャが選んだ方が先に行動する、という方法を取っている。
それらが済んだ後に、アクトトレーラー(アクト全体の雰囲気や傾向を示す文章)を読んで、全員の意識を高めてからメイアクトに入った。こうすることで、全員で同じようにアクトを楽しめるのだ。





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