Opening
muumuu:さて、本日は私のようなつまらない者のアクトにご参加いただき、ありがとうございます。
トト:大丈夫、つまらないのは分かってるから。
muumuu:お前後で体育館の裏に来い。
トト:ええー!!
muumuu→RL:アクトトレーラーいくよー。
イリュ−:はーい。
それは新学期が始まってすぐのことだった
突然、友人から出された「お願い」
まさかそれが 親やイヌまで巻き込んでの
大立ち回りになろうとは・・・
果たして 不運な彼らの行き着く先は?
トーキョーN◎VA The Detonation
「傍迷惑な親子」
かくて、運命の扉は開い・・・ていいのかなぁ、これ・・・
トト:不運なの確定かよ!!
RL:うむ、確定だ。さて、では各キャストの紹介と行こうか。
イリュ−:アクトコネもね。
RL:うむ。ではまず、キャスト1から。
イリュ−:はい。
キャスト1 推奨スタイル:カタナ
同じことばかりの退屈な学校生活。そこに貴方の女友達、心菜がいきなり言い出した「お願い」。
「しばらく、私の恋人のフリをして!!」
確実に厄介なことに巻き込まれそうだが・・・断ると更に厄介なことになりそうだ。
RL:ではキャスト1の・・・名前読めねぇよ!!(一同笑)
イリュ−→ヒロツグ:“火砥舞霊人”歌舞川火之助焔左衛門ヒロツグ(“ひーとぶれいど”かぶかわ ひのすけ ほのおざえもん ひろつぐ)と申します。みんな、覚えてね〜。
RL:知るか!!
ヒロツグ:覚えにくかったらヒロツグって呼んでくれればいいよ。
RL:なんで「ヒロツグ」だけカタカナなんだ?
ヒロツグ:え〜と・・・。リプレイ書くときに分かりやすいように。
RL:メタなことを言うなっ!!というかこんだけ長けりゃ変わらんわ!!
ヒロツグ:新星帝都大学高等部の2年生。実家が剣道場で、高校でも剣道部に入ってますが、「強さ」の剣よりも「美しさ」の剣を志して剣舞を学んでいます。
RL: それしかやってないのか?
ヒロツグ:うん。剣道部では型だけやってます。
RL:よく入部させてくれたな・・・。
ヒロツグ:煙たがられてます(苦笑)。家族構成は両親と妹がいます。
RL:あ、そうだったな。その妹の設定って決まってる?
ヒロツグ:いえ、特に無いですね。中学生ってだけで。
RL:名前とかも?
ヒロツグ:それも・・・ないですね。
梅こぶ:A子とかでいいんじゃね?
ヒロツグ:A子!?
RL:ひどいな。
ヒロツグ:じゃあ、歌舞川火之助焔左衛門A子で。
RL:おぃぃ!?(爆笑)
ヒロツグ:うん、違うから(笑)。ここ消しといてね。
RL:うん、わかった、わかったよ。大丈夫、俺を信じろ。
トト:消えないな、今の。
大樹:だろうな。
当然消すはずはない。
RL:んじゃ、紹介の続きをどうぞ。
ヒロツグ:さっきも言ったように新星帝都大学高等部の2年生、17歳です。成績はよくもなく悪くもなく。目立たないですね。将来の夢としてはプロの剣舞家になって、剣舞を世界中にひろめること。
RL:剣舞家って・・・。まぁいい、そろそろデータ的な話に移ろうか。
ヒロツグ:スタイルはカブキ◎ バサラ カタナ●。美しさを求めた剣舞と、<元力・火炎(正)>を使います。
RL:<芸術・剣舞>が8Lvって・・・もはや達人の域だぞ。
ヒロツグ:技能の組み合わせ的にこうなっちゃった。
RL:元力の力は血筋によるものなの?
ヒロツグ:そうですね、苗字のとおりで。
RL:いや、どこまでが苗字かわからんのだが(笑)。
ヒロツグ:性格的には「熱い漢を目指す男」で。向こう見ずな行動はしたくない、でもそれをするのが漢、かも・・・っていう。めんどくさいヤツですね。
RL:そこはPC1力でなんとかしてくれ(笑)。しかし・・・(プロファイルシートを見て)さすがにこんだけ経験点使うと強くなるな。
ヒロツグ:今回のために今のストック全部使ったよー。
RL:(休憩中にゲストデータ見直そう・・・)さて、ではそろそろこっちからの話をするよ。今回のシナリオコネは山原心菜(やまはら ここな)。君と同じ高校二年生で、同じクラスだね。あ、去年も同じクラスだった。
ヒロツグ:なるほど。どう思われてんのかな?僕。
RL:ん〜?すごく楽しいひとだと思われてる(笑)。心菜は男友達が多いような性格だからね。それと、コネのスートは<感情>を推奨するが。
ヒロツグ:じゃあそれでいただきます。あ、それと心菜さんのペルソナは何ですか?
RL:カゼ。
全員:カゼ!?
トト:ミストレスやマネキンじゃないのか。
RL:どんな娘かはオープニングで。じゃ、次のキャスト行きますよ。
キャスト2 推奨スタイル:カブト
今回の依頼人は、この業界でも有名なエグゼク、山原徳次郎(やまはら とくじろう)だ。だが、護衛対象は彼ではなく、その娘らしい。親バカにも程があると思うが・・・仕事は仕事だ。
大樹→コウ:“鋼鉄の仮面”ムナカタ(=ロストマン)=コウ。フリーランスのカブトだ。スタイルはカブト=カブト=カブト◎●。一言で表すなら、テンガロンライダー。
RL:いや、表せてないですから、それ!!(笑)
コウ:じゃあ、ク・フレテンガロンライダー。
RL:そういう問題じゃなくて!!
コウ:しょうがないな。<※ク・フレ>を使うテンガロンをかぶったライダーだよ。
RL:・・・もういいです。
コウ:もちろん装備は10ガロン。あとはロングコートだな。一見すると探偵にも見える。元々は孤児院の出身だ。その後、とあるフェイトの老人に引き取られたんだが・・・その老人からカブトの技を仕込まれたんだ。
RL:な、なぜフェイトがカブトの技を?
コウ:「フェイトはあんまり稼げない」って言ってたから、そのせいじゃないか?で、実はその老人が特撮マニアだった(笑)。で、その影響か、私も仮○ライダーになってしまった。
RL:この時代に特撮あるのかがはなはだ疑問ですが。それも仮○ライダーとはまた具体的ですね。
コウ:だから戦闘時は変身するぞ!<戦術>を使って装備を変えるんだ。普段のコート姿からミスリルというボディアーマーに。さらにアニマルモードというサイバーウェアでカブトムシの角が生える。
RL:あれ?バイク持ってますね。
コウ:グリューヴルムというバイクを所持している。<操縦>は持っていないが、演出用だ。やはり仮○ライダーといえばバイクだからな!
RL:な、なるほど。では、こちらからの説明行きます。今回のアクトコネは、依頼人の山原徳次郎氏。スートは<理性>か<外界>で。
コウ:ふむ。依頼人だし、<外界>でもらおう。
RL:わかりました。あ、ペルソナはエグゼクです。山原総合警備会社の社長です。
コウ:警備会社の社長が、フリーのカブトに依頼?RL、この人物と私は知り合いなのか?
RL:いえ、初対面です。名前は聞いたことがあるかも知れませんが。どういう経緯かはアクトの中で、ということで。
コウ:わかった。
RL:では、次はキャスト3。
キャスト3 推奨スタイル:トーキー
「ブラックハウンドの巡査が、エグゼクのご令嬢と結婚!?」
そんな噂がセンサーより鋭いあなたの耳に入ってきた。
事の真偽はどうあれ、これは良いネタになりそうだ。
早速この話を追うため、あなたは飛び出した。
梅こぶ→継悟:“風来坊”鵜澤継悟(カーム・ウィンド うざわ けいご)です。スタイルは、カブキ フェイト●トーキー◎。現在は29歳で、18の頃からフリーの記者として活動している。マリオネットへの持ち込みがメインです。専門は社会・政治系。でも真実を知りたいと思ったものには、どんなことでもしつこく迫っていきます。
RL:彼の前にでは、みんな喋っちゃうんだよね、なぜか。
継悟:性格は一応温厚。だけど飄々としたトークで油断させて、情報を引っ張り出します。常に証拠写真とったり録音したりしてる。
トト:怖ぇ・・・。
コウ:しかもその被害に合うのが主にキャスト側という。
RL:おお、怖い怖い。まさにトーキーという人種を表してるな。
継悟:後の利益になることなら、何でもやりますよ。
RL:で、データの方は、と。情報収集と精神攻撃をやるんだな。
継悟:情報は<壁に耳あり>+<事情通>で、攻撃は<決定的瞬間>を使います。さらに<ラッキーストライク>と<セカンドディール>もある。
RL:これは強いなぁ。そういえば、<決定的瞬間>ってなんで精神ダメージあたえるんだろ?
継悟:相手のブサイクな瞬間の顔とか撮るんですよ。で、それを本人に見せる(笑)。
RL:そんなんだったの!?
継悟:私はそうしてますよ。
RL:そうだったのかぁ・・・。そうだ、あとは何かあるかな?
継悟:あ、それとタバコが好きです。演出できたらいいな。
RL:ほいほい。では、君のアクトコネだね。相手は“偶像の女神(パラディオン)”ヘレン・マイヤー。私のキャストです。スタイルはイヌ◎ニューロ=ニューロ●で、ブラックハウンドに所属するウェブ捜査官、ゴーストハウンドです。鵜澤さんとは一度同じアクトに参加しまして、それ以来の知り合いということで。よく警察の内部事情をリークしてくれます。スートは任意だが、どうする?
継悟:1回一緒に仕事したこともあるし、<理性>にしとこう。
RL:わかりました。では最後のキャスト。
キャスト4 推奨スタイル:イヌ
ブラックハウンドの基地にいると、嫌でも隊員たちのうわさ話が耳に入ってくる。いま一番大きな話題が、滝宮翔(たきみや しょう)巡査が結婚するという話だ。それ自体はどうでもいいことなのだが、課長からの命令まで彼絡みだったことにはさすがに驚いた。
RL:じゃあ始末書野郎、自己紹介を。
トト→藤:えーっと、“始末書野郎”・・・じゃねえよ!!(一同笑)本当は“一番槍”重城藤(ファストアタッカー しげしろ ふじ)だ。年は25。ブラックハウンド機動捜査課の巡査をやっている。昔は暴走族だったんだ。
ヒロツグ:盗んだバイクで走りだす(笑)。
藤:盗んだバイクを改造して走りだすぐらいやってた(笑)。で、そのままホワイトエリアまで行ってイワヤトビルに突っ込んだり。
RL:お前よく生きてるな・・・。存在ごと消されてもおかしくないぞ。
藤:そんなことをやってるうちに、レイ巡査に捕まってボコボコにされた。さらに更生の為とか言ってブラックハウンドに無理やり入隊させられた。
RL:計算するとレイはお前より年下だな。伝説の“ハイウェイ・スター”にかかりゃそりゃ・・・ってお前その年まで暴走族やってたのか!?(一同笑)
藤:いいじゃねぇか。あと、俺には苦手なものが3つある。課長の説教と、始末書の山と・・・。
ヒロツグ:女の勘?
RL:いやいやいや!!そこで入れる!?
藤:ま、あと何か。
RL:決めとけよ!!(爆笑)
藤:いや、気分で変わる。
継悟:お母さんとか。
RL:可愛いじゃねえかよ!!(爆笑)もういい、次だ、次!
藤:スタイルがアラシ●カタナ イヌ◎。<サイレン>鳴らしながら敵に突っ込むぜ。
RL:持っているウォーカーはシルバーファングか。
藤:ヴィークルからウォーカーに変形するちょっと特殊な乗り物だな。正確には俺の所有物ではなく、課の備品なんだが。勝手に改造してるけど。
RL:やっとけやっとけ。そして後で始末書を書くといい。
藤:とっくに書いたさ、30枚ほどな・・・(遠い目)。
RL:そろそろ取れよ、<制作・始末書>。組み合わせて右手で運転しながら左手で始末書書くの。
藤:そんなの嫌だ・・・。今回は増やさないようにしよう。
RL:アクトコネはおなじみの千早冴子課長。スートは<理性>ね。
藤:了解。あ、すまない、1つ言い忘れた。エキストラを所有してるんだ。課の後輩、木沢君。データ的にはエキストラの給仕と助手だ。
RL:む、それはアクト中に登場させてみよう。では、よいかな?次の段階へ進めよう。
キャスト間コネ わたす→もらう
コウ→ヒロツグ
コウ:<理性>か<感情>かだな・・・
ヒロツグ:では<理性>で頂きましょう。
継悟→コウ
継悟:信頼している<理性>で。
コウ:過去に依頼されたことがあったんだろうな。
藤→継悟
藤:トーキーなんて恐ろしすぎる。<感情>だ。
継悟:ふふ、ではそのように(ニヤリ)
ヒロツグ→藤
ヒロツグ:<理性>かなぁ・・・。
藤:俺以外<理性>で渡してるのか。まぁいいや。
RL:今回はサプリメント「マーダー・インク」に載っている「切り札ルール」と使用します。各自自身のキーカードを所持し、任意のタイミングで使用してください。
一同:はーい。
RL:ではRLは私、「昨夜緊張のせいか悪夢で3回目が覚めた」muumuuが勤めさせて頂きます。最後までごゆるりとお付き合い下さいませ・・・
オープニングフェイズ1
シーンカード:カゼ/正(安定した支配力)
シーンプレイヤー:継悟
RL:初めのシーンは鵜澤さんから。普段はどこにいるのかな?
継悟:自宅ならイエローエリアのマンションですが、基本的に外を回ってますね。情報を集めるために。
RL:では、そのネタ探しの途中にポケットロンに連絡がはいります。
継悟:すぐに繋ぎましょう。
RL:画面に映っているのはブラックハウンドの制服を着た金髪の女性。ヘレンさんです。
RL/ヘレン:「お久しぶりです、鵜澤さん。お元気でした?」
継悟:「ああ、こちらは相変わらずですよ」
RL:「それは良かった。それで、今うちの隊で面白い噂が広がってるんだけど、聞く?」
継悟:「もちろん、ネタになるものなら」
RL/ヘレン:「あなたならそう言うと思ったわ。そうね、今ちょっと面白い結婚話が持ち上がっているの。うちに滝宮翔巡査って方がいるんだけどね、今度結婚されるらしいの」
継悟:「ほう」
RL/ヘレン:「で、そのお相手がエグゼクの娘さんで、逆玉に乗ったってみんな大騒ぎしてるのよ。」
継悟:「エグゼクかぁ」政略的な何かがあるかもしれませんね。
RL/ヘレン:「ここまでは普通の話。ここからはほとんど知られていない話なんだけど・・・滝宮巡査のお父さんに何か黒い噂があるのよ」
継悟:「それは・・・私の食指が動きますね」
RL:/ヘレン「私としてもこの噂には興味があるし、あなたはネタになるし、お互いに利益があるでしょう?ぜひともこの話を追ってほしいの」
継悟:「そうですね、今は特に面白い話もありませんし、ちょっとそいつを調べてみますか」
RL/ヘレン:「気に入ってくれたようでよかったわ。私にも事の真相を教えてくださいね」と言って通信を切ってしまいます。
コウ:この人絶対機密情報とかも鵜澤さんに流してるよな。
藤:俺の情報も流れてるよな〜。
継悟:人生は等価交換で出来ているのです。
RL:鵜澤さんは覚えているかもしれないけど、ヘレンさん実は黒いんですよ。
継悟:ではタバコを一本取り出して、「久しぶりに面白いことになりそうだ・・・」とつぶやきながら路地裏に消えていきましょう。
RL:では、これでシーンを切ります。そして鵜澤さんにはPS「面白いネタを手に入れる」をお渡しします。別にこの結婚話が真実だろうとデマだろうと、最終的にいい記事が書ければOKです。
藤:その時点ですごい怖い。
継悟:了解しました。
オープニングフェイズ2
シーンカード:ニューロ/正(完成)
シーンプレイヤー:藤
ケルビムのジャック・バロウズ氏の言うように、ブラックハウンドには婦警が多い。
そして「女三人寄れば姦しい」と言うが・・・、うわさ話というのはどこでも流れるものだ。
問題警官、重城藤巡査は始末書を書き上げた直後の虚ろな目をしながら耳に入ってくる話を聞いていた。
RL: シーンカードが、いきなり完成?
藤:今日の始末書がやっと終わったんだよ(笑)。
コウ:新たな時代の始まり、ってのもあるけど。
藤:また始まんの!?(一同笑)
RL:はい藤巡査、そんな事やってると終わらないからとりあえず一段落ついたということにしよう。その君の後ろのほうでうわさ話とか、たまに黄色い声とかが聞こえてくる。
藤:徹夜明けの頭に響くぜ。
RL:始末書で徹夜かよ!(笑)ではそんな状態でぐったりしてる君の2つ右の席の周りで、また別のグループが話をしている。
RL/女性隊員:「滝宮巡査の結婚ってもうすぐだっけ?」「そうね。あの人もついに結婚しちゃうのかぁ〜」
藤:「滝宮ねぇ・・・」あれ、滝宮って機動捜査課?
RL:む、では君にある程度の情報をお渡ししよう。滝宮翔巡査がもうすぐ結婚するらしい。当然ペルソナはイヌ。翔巡査がどこに所属しているかはわからない。君が知らないって時点で機動捜査課以外だろうけどね。
コウ:年齢は教えてもらえるかい?
RL:23ですね。さらに、なかなかのイケメンだから女性隊員から人気がありまして、結婚の話については祝福の声と嘆きの声が同時に聞こえてくるわけです。
継悟/女性隊員:「私も狙ってたのに〜」みたいな?
RL:そうです。
継悟/男性隊員:「俺も狙ってたんだ実は」
全員:ええぇぇ!!!(爆笑)
RL:それは止めときましょう。その翔巡査、顔はいいわ真面目だわ検挙率はいいわで、人気が出ないほうがおかしいというほどのエリートさんです。それに比べて君と来たら、ひとり寂しく始末書を提出しに行かねばならん。
藤:ほっとけ。そうだな、始末書を抱えて課長のところへ行こう。よ、っと。うっ、腰に来た。
RL:どんだけ座ってたんだよ(笑)。
藤:課長の部屋へ向かうぞ。「失礼しまーす」
RL/冴子:では、冴子さんもきちんと全部チェックしてくれる。「重城君・・・あなたね、これ全部をわざわざ見なきゃならない私の身にもなってごらんなさいよ」
藤:立ったまま待っていよう。「いやその、はい、スンマセン」
RL/冴子:「はい終わり。これ以上増やさないでね」
藤:「出来ればそうしたいです。では失礼」
RL/冴子:と、出て行くあなたを課長は呼び止めます。「ところで重城巡査。今隊内で流れている噂についてどの程度知ってる?」
藤:「あの結婚話ですか?残念ながら、その翔巡査のことも知らないぐらいですね」
RL/冴子:「そうなの。その結婚話はめでたいことなのだけれど、彼のお父様に黒い噂が立っていてね」
藤:「噂。ですか?」
RL/冴子:「私もまだあまり詳しくは知らないけど、お父様・・・滝宮竜一氏に仕事のトラブルがあるらしいの」竜一氏のペルソナはカリスマです。
藤:「で、そんな噂だけでウチが動くことになるんですか?」
RL/冴子:「いえ、あなたと木沢巡査、2人だけで調査をしてもらいます。その理由は3つあります」
ヒロツグ:お、きた(笑)。
RL/冴子:「1つは未だ噂話の段階で隊として動くには根拠が足りないということ。1つは、あの人気では女性隊員には任せられないということ。3つ目は、言わなくてもわかるわよね?」
藤:「一応効いておきますが、拒否した場合はどうなります?」
RL/冴子:「<*モノローグ>から精神攻撃を打ち続けるわ」
コウ:メタ発言したぞ!?(一同笑)
藤:「し、重城巡査、了解しました(汗)」
RL:「とりあえず調査費用は渡しておくわ」3シルバー、報酬点3点分です。それとPS「調査を完了する」もご一緒にどうぞ。
こうして木沢巡査と共に事件の調査に乗り出すこととなった重城巡査。このヤマが終わった時、彼のデスクには果たして何cmの始末書があるのだろうか・・・。
オープニングフェイズ3
シーンカード:カブトワリ/正(不幸)
シーンプレイヤー:コウ
グリーンエリアにある、純和風の邸宅。その応接間で、“鋼鉄の仮面”ムナカタ=コウは待たされていた。
「お待たせして申し訳ない」
フスマがスッと開き、出てきたのは着流し姿で立派なヒゲを蓄えた壮年の男性。その体つきは彼の力が未だ衰えていないことを表していた。
山原徳次郎。山原総合警備会社の社長にして、今回の依頼人である。
RL:ではコウが依頼を受けるシーンです。徳次郎氏の自宅は豪邸というわけではないですが、趣があって、庭とかもきちんと手入れされている。調度品もかなり高価なものですね。
コウ:池やししおどしもあるんだろうな。
RL/徳次郎:「わざわざお呼びして、申し訳ない。ワシが山原徳次郎です。」
コウ:「はぁ。して、一体私になんの御用でしょうか?」明らかに場違いだな、私がここにいると。
RL/徳次郎:「もちろん護衛の依頼だ。といってもワシではなくてだな」と言って、1枚の立体写真(ホロ)を見せてくれます。映っているのは1人の少女ですね。
コウ:「御令嬢ですか?」
RL/徳次郎:「うむ。ワシの一人娘で心菜という。今年で17になる。実はな、この子がもうすぐ結婚することになった。」
コウ:「結婚ですか、それはめでたい。」
RL/徳次郎:「その結婚までの間にだな、悪い虫がつかんように見張っていて欲しいのだ」
コウ:「・・・・・・」何と言うか、えらく心配性だな。
RL/徳次郎:「もちろん、四六時中というわけではない。この子が家にいない時間帯、主に日中を見張って欲しいのだ。」
コウ:「失礼ですが、結婚されるお相手の方の顔はありますか?誤解してしまうといけないので」
RL/徳次郎:「おっと、失礼した」では、もう一枚の立体写真を。こちらにはブラックハウンドの制服を着た青年が写っています。「滝宮巡査という方でな、非常に立派な方だ」
コウ:結婚式はいつですか?
RL:来月中ですね。詳しい日取りまでは決まっていないようです。
コウ:「そりゃ依頼とあれば私は従いますが・・・どこからを悪い虫と言うのかがひどく曖昧ですね」
RL/徳次郎:「そう神経質にならずともよい。一応よからぬことを考えている輩がおらぬとも限らぬのでな。報酬は前金で1ゴールド、ワシがよいと言うまでやり抜いてくれたらもう1ゴールド出そう。どうかね?」
コウ:合計で1プラチナム?それはかなりの高額だな。
RL:要人警護なんかと比べても高いですね。
コウ:「わかりました。引き受けさせていただきましょう。それと、警護の方法と、その『よからぬ輩』の撃退方法は私なりの方法でよろしいので?」
RL/徳次郎:「娘の生活に影響が出なければ、何をやっても構わんよ。何ならワシもちょっとひと暴れして・・・」
コウ:ええぇぇ!!!「い、いえ、それはさすがに」怖いよこのお父さん。
RL/徳次郎:「む、そうか。では、娘の学校に潜入できるように取り計らおう。よろしく頼みましだぞ」では、PS「依頼を完遂する」をお渡ししてシーンは終了です。
徳次郎氏の満足そうな顔を見ながら、「久しぶりにまともな護衛の仕事ができそうだ」とコウは1人心のなかで呟いた。確かに少々親バカな感じは受けるが、内容自体は至極まともなものだ。これなら変なトラブルに巻き込まれることもないだろう、と。
しかし、その予想は2秒で覆される。
「ただいまー」と玄関の扉を開けた音が、この不幸な一日の始まりになるとはこの時彼はまだ知らない・・・。
オープニングフェイズ4
シーンカード:トーキー/逆(不安な未来)
シーンプレイヤー:ヒロツグ
RL:最後のオープニングはヒロツグ。朝の登校途中のシーンだ。
ヒロツグ:時期はいつぐらいなんですか?
RL:9月の新学期が始まって1週間が過ぎたところだね。
ヒロツグ:「今日で夏休みが終わって1週間かぁ〜。みんなどうしてるかなぁ〜」
一同:おいぃ!(爆笑)
藤:なんでわからないんだよ!?もっと周りの人のこと見てあげて!
ヒロツグ:そういう子なんです。ところで、このシーンは心菜さんと出会う、というか「お願い」をされるんですよね?どんな娘なんですか?
RL:うむ、それを今から描写しよう。君が校門へ向けて歩いているところだ・・・。
その時、後ろから何かの駆動音がした。
「おっはよ―――!!」
その声の主を把握した瞬間、ヒロツグはエアボード「ウエーバー」の体当たりを背中に受け、地面に寝転んでいた。顔を上げると、そこには快活に笑う少女の顔。
「元気だった?」
その少女こそ、山原心菜だった。
ヒロツグ:あの、背中がすごい痛いんですけど・・・
コウ:そりゃエアボードで体当たりされりゃな。
藤:い、いつもこんな感じなのか・・・?
RL:いつもこんな娘だ。許してくれ。
ヒロツグ:じゃ、まぁ地面に寝転んだままその顔を見つめてます。
RL/心菜:「なんでそんなところで寝転んでるの?」
ヒロツグ:うむむ、ここは普通に「あなたに轢かれたからなんですけど」と答えるのは漢としてどうなんだろうか・・・と考えます。
RL:いや、それ漢とか関係ないから(笑)。
ヒロツグ:そしておもむろに立ち上がり、土埃を払った後で―――「おはよう心菜さん!今日もいい天気だね!」
コウ:無かった事にしやがった!?(一同笑)
RL/心菜:「・・・?変なの。でも本当にいい天気だね。」と青空を見上げます。ではここで、心菜さんに関する情報をお教えしましょう。と言っても「普段の生活からヒロツグが知っていてもおかしくない」程度のことですが。
ヒロツグ:わかりました。
コウ:詳しいことは後で調べろ、ということだな。
RL:そういう事です。えー・・・、山原心菜、17歳、カゼ◎。すごく快活な子で、女性よりも男性の友達が多い。ヒロツグとは去年から同じクラスです。家族のことはあんまり話してくれないけど、かなりのお金持ちだという話を聞く。
ヒロツグ:う〜む、元気だなぁ・・・と思いつつ、見とれてます。
RL/心菜:「早くしないと遅刻しちゃうよ〜?」と言いながら彼女は先に行ってしまいます。ちなみにウェーバーに乗ったままだから校門で先生に止められるけど、そのまま吹っ飛ばして入っていく(一同笑)。
ヒロツグ:「はっ!始業まで後5分か!」このままゆっくり歩いていったら確実に間に合わないが、ここはあせらずに歩いて行くのが漢らしい!よし、歩いて行こう(一同爆笑)。
藤:漢を勘違いしすぎだ!
RL:では一旦ここで場面は変わるのだが、シーンは切れない。今は昼休みだ。
ヒロツグ:お昼ですか。じゃあ学食に・・・
RL:行こうとしたところを心菜に引っ張り出された。
継悟:襟首ひっつかまれて(笑)。
RL:実際それに近い。
ヒロツグ:こ、この展開は、まさか、あるのか!?あるのか!?(笑)
RL:何がだよ(笑)。そのまま心菜は屋上まで君を引っ張っていって・・・ガチャガチャ、ガコン!(屋上のドアを開ける音)、ポイ(ヒロツグを投げる音)。
藤:投げんなよ!
RL:そして尻餅をついてるヒロツグの目の前で、大きな音を立てながら手を合わせます。それはまるで、人に何かを頼み込むときのような・・・、というか今から頼み込むんですが(笑)。
「お願いっ!しばらくの間、私の恋人のフリをして!」
その言葉を聞いた瞬間、ヒロツグは体に電流が流れたような気がした。あと、背後でベタフラッシュが光ってるような気がした。これがアニメなら様々なアングルから何度もこのシーンを繰り返すだろう。
「な・・・なんだこれは?こんな漫画みたいな展開があるわけ無い!」
思わず自分の頬を全力で殴り、心菜に心配されたヒロツグ。ひたすら暴走する少女と、ひたすら妄想する少年。これから彼らの未来はどうなってしまうのか・・・。
RL:では、PS「心菜のお願いを聞き届ける」をお渡しして、シーンを終了します。これで全員のオープニングが終わったので、次からリサーチフェイズとなります。
Research(1)
Research(2)
Climax
Ending